本文に根拠を置いて、主旨も細部も含意も安定して読み取れています。
読解力診断(長文推論) Vol.1
読解力を、主旨把握・細部理解・含意推論・意図構成の4サブスキル16問で数値化。短い文章を読んで答え、正誤採点で総合スコアと到達レベルを判定し、サブスキル別の到達度、設問ごとの正誤と解説、強み・伸びしろ、学習ステップを提示します。
主旨把握・細部理解・含意推論・意図構成の4つのサブスキルを、短い文章を読んで答える16問で測る読解力テストです。正誤を採点して総合スコアと到達レベルを判定し、サブスキル別プロファイル、設問ごとの正誤と解説、強み・伸びしろ、学習プランを表示します。所要5〜8分。
この診断で何が分かるか
テスト結果
16問の正誤から判定した到達レベル
読解の土台はあります。本文に戻って確かめる習慣を整えると伸びます。
まずは本文に戻る習慣から。根拠を指さす練習で読解は安定します。
結果レポートの例
習熟レベル
本文に根拠を求めて読み解く力が安定しています。主旨も細部も、落ち着いて押さえられています。
合格総合スコアと合格ライン
能力領域プロファイル
能力領域ごとのあなたのスコア(100点満点)
領域別の詳しい分析
文章全体が最も伝えたい中心的な考えをつかむ力です。個々の例に引きずられず、全体を貫く一文にまとめられると安定します。
文章に書かれている具体的な事実を正確に読み取る力です。本文の記述と選択肢を丁寧に照らし合わせると誤りが減ります。
直接は書かれていないが、本文から確かに導ける含みを読み取る力です。「ありえる」推測と「本文が支える」推論を区別することが要点です。
筆者が何のために書いたか、文章がどう組み立てられているかを見抜く力です。例や対比が果たす役割に注目すると読み取りやすくなります。
あなたの強み
文章全体の中心となる考えを、個々の例に流されずにつかめています。
本文の記述と選択肢を照らし合わせ、根拠のある答えを選べています。
時間内に最後まで集中して読み通せています。
次の挑戦
全問正解、お見事です。次はより長く、論の入り組んだ文章に挑戦してみましょう。
制限時間を短く設定し、速く読みながら要点を外さない練習をしましょう。
読んだ文章の主旨を一文に要約し、人に説明できるレベルまで深めましょう。
詳しい分析
この診断は読解力をいくつかのサブスキルで測ります。あなたは習熟レベルに到達し、本文を根拠に読み解く力が安定しています。どのサブスキルが得意か・伸びしろかは、上のプロファイルと設問ごとの正誤でそのまま確認できます。取りこぼした設問があれば、その解説で「本文のどこがその答えを支えているか」をたどり直すと、次は満点が狙えます。印象や思い込みではなく、常に本文に戻る姿勢を保ちましょう。
設問の解説
Q1
ミツバチは花の蜜を集めるとき、花から花へと移動する。その途中で、体についた花粉を別の花へ運ぶ。こうして多くの植物は実や種をつくることができる。つまりミツバチは、蜜を得るだけでなく、植物が子孫を残す手助けもしている。 この文章の主旨として最も適切なのはどれ?
正解: B) ミツバチは蜜を集めながら植物の受粉を助けている。
文章全体は、ミツバチが蜜を集める過程で花粉を運び、植物が実や種をつくる手助けをすることを述べています。よって主旨はB。Aは「だけ」が言い過ぎ、C・Dは文章で述べられていません。
Q2
ラクダは砂漠での暮らしに適した体を持つ。背中のこぶには脂肪が蓄えられており、食べ物が乏しいときのエネルギー源になる。また、長いまつげは砂ぼこりから目を守る。さらに、一度に大量の水を飲むこともできる。 文章によると、ラクダのこぶには何が蓄えられているか?
正解: C) 脂肪
本文に「背中のこぶには脂肪が蓄えられており」と明記されています。よってC。水は「飲む」と述べられていますがこぶに蓄えるとは書かれておらず、A・B・Dは本文と一致しません。
Q3
その朝、道路はぬれて光っていた。庭の木々からは水滴がしたたり、軒下には小さな水たまりができていた。空はまだ灰色の雲におおわれていたが、東の方は少しずつ明るくなってきていた。 この場面から最も強く読み取れることはどれ?
正解: A) 少し前まで雨が降っていた。
道路がぬれて光り、木々から水滴が落ち、水たまりができている描写は、直前まで雨が降っていたことを強く示します(A)。晴天とは矛盾(B)、季節や雪の情報(C・D)は本文にありません。
Q4
植物に水をやりすぎると、かえって根がいたむことがあります。土がいつも湿っていると、根が呼吸できずに弱ってしまうからです。ですから、土の表面が乾いてから水をやるようにしましょう。 この文章を書いた人の主な目的はどれ?
正解: D) 適切な水やりの仕方を読者に助言すること。
文章はやりすぎの害を説明し、「土の表面が乾いてから水をやりましょう」と読者に呼びかけています。目的は水やりの助言(D)。A・B・Cはいずれも本文の内容ではありません。
Q5
図書館は本を貸し出すだけの場所ではなくなってきている。多くの図書館では、静かに勉強できる机や、調べものを手伝う司書、地域の講座を開く部屋などが用意されている。子ども向けの読み聞かせ会を開く館もある。こうして図書館は、人々が集まり学び合う地域の拠点へと役割を広げている。 この文章が最も伝えたいことはどれ?
正解: C) 図書館は本の貸し出しにとどまらない地域の拠点になりつつある。
文章は具体例を挙げながら、図書館が貸し出し以外の機能を広げ「地域の拠点へと役割を広げている」と締めくくります。よって主旨はC。A・Dは本文にない断定、Bは一部の例を主旨と取り違えています。
Q6
月は自ら光っているのではなく、太陽の光を反射して輝いて見える。月が地球のまわりを回るにつれて、太陽に照らされる部分の見え方が変わり、満ち欠けが起こる。新月のときは、太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないため、月は暗く見える。満月のときは、その面がまるごと地球側を向く。 文章によると、新月のとき月が暗く見えるのはなぜか?
正解: A) 太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないから。
本文は「新月のときは、太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないため、月は暗く見える」と述べています。よってA。月は自ら光らない(Bは誤り)、影や太陽の消灯(C・D)は本文に書かれていません。
Q7
新しいカフェは駅前に開店した。開店から数週間、店の前にはいつも順番を待つ人の列ができていた。近所の別の喫茶店では、昼の時間帯でも空いた席が目立つようになった。店主は「常連さんは変わらず来てくれるが、通りすがりのお客さんが減った」と話す。 この文章から最も無理なく読み取れることはどれ?
正解: B) 新しいカフェの開店が、近所の喫茶店の客足に影響した可能性が高い。
新しいカフェに行列ができた一方で、近所の店は空席が増え「通りすがりの客が減った」とあります。時期の重なりから、開店が客足に影響した可能性が高いと読めます(B)。Aは根拠なし、Cは「完全に」が言い過ぎ、Dは本文から断定できません。
Q8
地震が起きたとき、まず身を守ることが大切だ。丈夫な机があれば、その下に入って頭を守ろう。あわてて外へ飛び出すと、割れた窓ガラスや落ちてくる物でかえって危険なことがある。揺れがおさまってから、落ち着いて避難経路を確かめよう。 この文章の主な目的として最も適切なのはどれ?
正解: B) 地震のときにとるべき行動を読者に指示すること。
文章は「身を守ろう」「飛び出すな」「揺れがおさまってから避難経路を確かめよう」と、とるべき行動を順に指示しています。目的は行動指示(B)。仕組みの説明(A)や被害の記録(C)、机の紹介(D)ではありません。
Q9
かつて多くの町では、夜になると通りは真っ暗だった。街灯が広まると、人々は夜でも安心して外を歩けるようになり、店は営業時間を延ばした。夜間の移動が増え、暮らしのリズムそのものが変わっていった。一方で、明るすぎる夜が星空を見えにくくするという新たな課題も生まれた。 この文章が全体として述べていることはどれ?
正解: D) 街灯の普及は暮らしを変える一方で、新たな課題も生んだ。
文章は、街灯が安全や営業時間、生活リズムを変えた利点を述べたうえで、星空が見えにくくなる課題にも触れ、両面を示しています。よって全体の主旨はD。A・B・Cは本文にない断定です。
Q10
氷は水が凍ったものだが、変わった性質を持つ。多くの物質は固体になると液体より重くなるのに、氷は水より軽く、水に浮かぶ。これは、水が凍るときに分子がすきまの多い構造をつくり、体積が増えるためである。だから冬でも、池は表面から凍り、底の水は凍らずに残る。 文章によると、氷が水に浮かぶのはなぜか?
正解: D) 凍るときに体積が増え、水より軽くなるから。
本文は「水が凍るときに分子がすきまの多い構造をつくり、体積が増える」ため氷は水より軽く浮かぶと説明しています。よってD。氷は水より軽い(Bは逆)、表面から凍る(Cは逆)、温度の話(A)は述べられていません。
Q11
ある村では、長く同じ品種のジャガイモだけを畑いっぱいに植えていた。ある年、その品種だけを枯らす病気が広がると、村の収穫はほぼ全滅してしまった。翌年から村人たちは、性質のちがう何種類ものジャガイモを分けて植えるようになった。 この経験から村人が学んだと最も無理なく言えることはどれ?
正解: C) 作物を一種類にしぼると、災害で大きな損失を受けやすい。
一品種だけに頼って全滅した後、複数品種に切り替えた流れから、単一化は災害に弱いという教訓を学んだと読めます(C)。Dはその逆、Bは本文に根拠がなく、Aは言い過ぎです。
Q12
「時間を守れないなんて、あなたはいつもだらしがない」。こう言われると、言われた側は責められたと感じ、話し合いは進みにくい。同じ場面でも「待っていて少し不安だった」と自分の気持ちを伝えれば、相手を追いつめずにすむ。伝え方ひとつで、会話の行き先は大きく変わるのだ。 この文章で筆者が「あなたはいつもだらしがない」という例を挙げた意図はどれ?
正解: A) 相手を責める言い方が話し合いを妨げることを示すため。
筆者はこの言い方を「責められたと感じ、話し合いが進みにくい」悪い例として示し、直後によりよい言い方と対比しています。意図はA。すすめている(C)のではなく、証明(B)や性格分析(D)でもありません。
Q13
外来種とは、人の活動によって本来の生息地の外へ運ばれた生き物を指す。すべての外来種が害をもたらすわけではなく、多くは新しい環境にうまくなじめず消えていく。しかし一部の種は、天敵がいない土地で急速に数を増やし、もとからいた生き物のえさや住みかを奪ってしまう。だから問題は「外から来たこと」そのものではなく、その種が生態系にどう作用するかにある。被害の大きい少数の種を見極め、そこに対策を集中させる姿勢が求められる。 この文章の主旨として最も適切なのはどれ?
正解: B) 外来種の問題は「外から来たこと」ではなく生態系への作用にあり、影響の大きい種を見極めて対策すべきだ。
文章は「すべてが害ではない」と断り、問題は由来ではなく生態系への作用にあると述べ、被害の大きい少数の種に対策を集中すべきだと結んでいます。よって主旨はB。Aは「すべて危険」を否定した本文と矛盾、Cは一部の種の説明を全体に広げすぎ、Dは本文の主張ではありません。
Q14
かつて船乗りにとって、長い航海での栄養不足は深刻な問題だった。とりわけ壊血病という病気は多くの命を奪った。十八世紀、ある医師が船員を分けて食事を変える試みを行い、柑橘類を与えた者だけが目立って回復することを見いだした。当時は原因物質こそ分からなかったが、この観察をもとに柑橘類を配る習慣が広まり、壊血病は大きく減った。のちに、その効き目はビタミンCによるものだと判明した。 文章によると、その医師の試みで実際に回復が見られたのはどの船員か?
正解: C) 柑橘類を与えられた船員。
本文は「柑橘類を与えた者だけが目立って回復することを見いだした」と明記しています。よってC。当時は原因物質(ビタミンC)が不明だったので錠剤(B)は誤り、A・Dは本文に述べられていません。
Q15
その地方では、春の初めにツバメが渡ってくると、まもなく田植えが始まると言い伝えられてきた。ツバメは暖かくなると北へ渡る習性があり、その到来は気温の上昇と重なりやすい。田植えもまた、水がぬるみ気温が安定するころに行われる。人々は長年の観察から、二つの出来事がほぼ同じ時期に起こることに気づいていた。 この文章から最も無理なく言えることはどれ?
正解: D) ツバメの到来と田植えは、どちらも暖かさという同じ季節の変化を反映している。
本文はツバメの到来も田植えも気温の上昇に結びつくと述べ、二つが同時期に起こると説明します。よって両者は共通の季節変化(暖かさ)を反映していると読めます(D)。Aは因果の取り違え、B・Cは本文に根拠のない飛躍です。
Q16
新しい技術は、しばしば「便利さ」だけが語られる。だが本当に問うべきなのは、その便利さを誰が手にし、誰が置き去りにされるのか、という点ではないだろうか。たとえば、あらゆる手続きがスマートフォンで完結する仕組みは、多くの人には快適でも、機器に不慣れな人には見えない壁になりうる。技術そのものの善しあしより、それがどう配られ、どんな人にどんな影響を及ぼすかを見つめること――そこにこそ、私たちが立ち止まって考える意味がある。 この文章における筆者の主な意図はどれ?
正解: A) 技術を便利さだけで語らず、誰に影響が及ぶかという視点で考えるよう促すこと。
筆者は「便利さだけが語られる」ことに疑問を投げかけ、便利さを誰が得て誰が置き去りにされるかを見つめる意味を説いています。意図はA。製品紹介(B)でも、技術の全否定(C)でも、特定の人への批判(D)でもありません。
次に取り組むこと
間違えた設問の解説で「本文のどこが正解を支えているか」をたどり直しましょう。
推論問題では、選択肢を「本文が支える/ありえるだけ/本文と矛盾」に仕分ける練習をしましょう。
制限時間付きで読み、正確さを保ったまま読解の速さを上げましょう。
本診断は読解力の傾向を測る参考情報であり、能力を保証する公的資格ではありません。
発展途上レベル
読解の土台はあります。本文に戻って根拠を確かめる習慣を整えれば、一段上のスコアが見えてきます。
もう一歩総合スコアと合格ライン
能力領域プロファイル
能力領域ごとのあなたのスコア(100点満点)
領域別の詳しい分析
文章全体が最も伝えたい中心的な考えをつかむ力です。個々の例に引きずられず、全体を貫く一文にまとめられると安定します。
文章に書かれている具体的な事実を正確に読み取る力です。本文の記述と選択肢を丁寧に照らし合わせると誤りが減ります。
直接は書かれていないが、本文から確かに導ける含みを読み取る力です。「ありえる」推測と「本文が支える」推論を区別することが要点です。
筆者が何のために書いたか、文章がどう組み立てられているかを見抜く力です。例や対比が果たす役割に注目すると読み取りやすくなります。
あなたの強み
文章を最後まで読み、選択肢を比べて考えられています。
身近な話題の文章では、書かれている内容を読み取れています。
理解できた設問では、本文を根拠に正解に届いています。
伸びしろ
全体の主旨と、一部だけを述べた選択肢との区別で迷いが出ます。
書かれていないことまで補って読み、本文が支える以上に踏み込むことがあります。
文章が長く込み入ると、情報の整理が追いつかず取りこぼしが出ます。
詳しい分析
この診断は読解力をいくつかのサブスキルで測ります。あなたは発展途上レベルで、読解の土台はできています。どのサブスキルに伸びしろがあるかは、上のプロファイルと設問ごとの正誤で確認できます。間違えた設問は、答えの根拠となる一文を本文から指し示してから解説を読み直すと、同じ型の誤りが減ります。
設問の解説
Q1
ミツバチは花の蜜を集めるとき、花から花へと移動する。その途中で、体についた花粉を別の花へ運ぶ。こうして多くの植物は実や種をつくることができる。つまりミツバチは、蜜を得るだけでなく、植物が子孫を残す手助けもしている。 この文章の主旨として最も適切なのはどれ?
正解: B) ミツバチは蜜を集めながら植物の受粉を助けている。
文章全体は、ミツバチが蜜を集める過程で花粉を運び、植物が実や種をつくる手助けをすることを述べています。よって主旨はB。Aは「だけ」が言い過ぎ、C・Dは文章で述べられていません。
Q2
ラクダは砂漠での暮らしに適した体を持つ。背中のこぶには脂肪が蓄えられており、食べ物が乏しいときのエネルギー源になる。また、長いまつげは砂ぼこりから目を守る。さらに、一度に大量の水を飲むこともできる。 文章によると、ラクダのこぶには何が蓄えられているか?
正解: C) 脂肪
本文に「背中のこぶには脂肪が蓄えられており」と明記されています。よってC。水は「飲む」と述べられていますがこぶに蓄えるとは書かれておらず、A・B・Dは本文と一致しません。
Q3
その朝、道路はぬれて光っていた。庭の木々からは水滴がしたたり、軒下には小さな水たまりができていた。空はまだ灰色の雲におおわれていたが、東の方は少しずつ明るくなってきていた。 この場面から最も強く読み取れることはどれ?
正解: A) 少し前まで雨が降っていた。
道路がぬれて光り、木々から水滴が落ち、水たまりができている描写は、直前まで雨が降っていたことを強く示します(A)。晴天とは矛盾(B)、季節や雪の情報(C・D)は本文にありません。
Q4
植物に水をやりすぎると、かえって根がいたむことがあります。土がいつも湿っていると、根が呼吸できずに弱ってしまうからです。ですから、土の表面が乾いてから水をやるようにしましょう。 この文章を書いた人の主な目的はどれ?
正解: D) 適切な水やりの仕方を読者に助言すること。
文章はやりすぎの害を説明し、「土の表面が乾いてから水をやりましょう」と読者に呼びかけています。目的は水やりの助言(D)。A・B・Cはいずれも本文の内容ではありません。
Q5
図書館は本を貸し出すだけの場所ではなくなってきている。多くの図書館では、静かに勉強できる机や、調べものを手伝う司書、地域の講座を開く部屋などが用意されている。子ども向けの読み聞かせ会を開く館もある。こうして図書館は、人々が集まり学び合う地域の拠点へと役割を広げている。 この文章が最も伝えたいことはどれ?
正解: C) 図書館は本の貸し出しにとどまらない地域の拠点になりつつある。
文章は具体例を挙げながら、図書館が貸し出し以外の機能を広げ「地域の拠点へと役割を広げている」と締めくくります。よって主旨はC。A・Dは本文にない断定、Bは一部の例を主旨と取り違えています。
Q6
月は自ら光っているのではなく、太陽の光を反射して輝いて見える。月が地球のまわりを回るにつれて、太陽に照らされる部分の見え方が変わり、満ち欠けが起こる。新月のときは、太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないため、月は暗く見える。満月のときは、その面がまるごと地球側を向く。 文章によると、新月のとき月が暗く見えるのはなぜか?
正解: A) 太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないから。
本文は「新月のときは、太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないため、月は暗く見える」と述べています。よってA。月は自ら光らない(Bは誤り)、影や太陽の消灯(C・D)は本文に書かれていません。
Q7
新しいカフェは駅前に開店した。開店から数週間、店の前にはいつも順番を待つ人の列ができていた。近所の別の喫茶店では、昼の時間帯でも空いた席が目立つようになった。店主は「常連さんは変わらず来てくれるが、通りすがりのお客さんが減った」と話す。 この文章から最も無理なく読み取れることはどれ?
正解: B) 新しいカフェの開店が、近所の喫茶店の客足に影響した可能性が高い。
新しいカフェに行列ができた一方で、近所の店は空席が増え「通りすがりの客が減った」とあります。時期の重なりから、開店が客足に影響した可能性が高いと読めます(B)。Aは根拠なし、Cは「完全に」が言い過ぎ、Dは本文から断定できません。
Q8
地震が起きたとき、まず身を守ることが大切だ。丈夫な机があれば、その下に入って頭を守ろう。あわてて外へ飛び出すと、割れた窓ガラスや落ちてくる物でかえって危険なことがある。揺れがおさまってから、落ち着いて避難経路を確かめよう。 この文章の主な目的として最も適切なのはどれ?
正解: B) 地震のときにとるべき行動を読者に指示すること。
文章は「身を守ろう」「飛び出すな」「揺れがおさまってから避難経路を確かめよう」と、とるべき行動を順に指示しています。目的は行動指示(B)。仕組みの説明(A)や被害の記録(C)、机の紹介(D)ではありません。
Q9
かつて多くの町では、夜になると通りは真っ暗だった。街灯が広まると、人々は夜でも安心して外を歩けるようになり、店は営業時間を延ばした。夜間の移動が増え、暮らしのリズムそのものが変わっていった。一方で、明るすぎる夜が星空を見えにくくするという新たな課題も生まれた。 この文章が全体として述べていることはどれ?
正解: D) 街灯の普及は暮らしを変える一方で、新たな課題も生んだ。
文章は、街灯が安全や営業時間、生活リズムを変えた利点を述べたうえで、星空が見えにくくなる課題にも触れ、両面を示しています。よって全体の主旨はD。A・B・Cは本文にない断定です。
Q10
氷は水が凍ったものだが、変わった性質を持つ。多くの物質は固体になると液体より重くなるのに、氷は水より軽く、水に浮かぶ。これは、水が凍るときに分子がすきまの多い構造をつくり、体積が増えるためである。だから冬でも、池は表面から凍り、底の水は凍らずに残る。 文章によると、氷が水に浮かぶのはなぜか?
正解: D) 凍るときに体積が増え、水より軽くなるから。
本文は「水が凍るときに分子がすきまの多い構造をつくり、体積が増える」ため氷は水より軽く浮かぶと説明しています。よってD。氷は水より軽い(Bは逆)、表面から凍る(Cは逆)、温度の話(A)は述べられていません。
Q11
ある村では、長く同じ品種のジャガイモだけを畑いっぱいに植えていた。ある年、その品種だけを枯らす病気が広がると、村の収穫はほぼ全滅してしまった。翌年から村人たちは、性質のちがう何種類ものジャガイモを分けて植えるようになった。 この経験から村人が学んだと最も無理なく言えることはどれ?
正解: C) 作物を一種類にしぼると、災害で大きな損失を受けやすい。
一品種だけに頼って全滅した後、複数品種に切り替えた流れから、単一化は災害に弱いという教訓を学んだと読めます(C)。Dはその逆、Bは本文に根拠がなく、Aは言い過ぎです。
Q12
「時間を守れないなんて、あなたはいつもだらしがない」。こう言われると、言われた側は責められたと感じ、話し合いは進みにくい。同じ場面でも「待っていて少し不安だった」と自分の気持ちを伝えれば、相手を追いつめずにすむ。伝え方ひとつで、会話の行き先は大きく変わるのだ。 この文章で筆者が「あなたはいつもだらしがない」という例を挙げた意図はどれ?
正解: A) 相手を責める言い方が話し合いを妨げることを示すため。
筆者はこの言い方を「責められたと感じ、話し合いが進みにくい」悪い例として示し、直後によりよい言い方と対比しています。意図はA。すすめている(C)のではなく、証明(B)や性格分析(D)でもありません。
Q13
外来種とは、人の活動によって本来の生息地の外へ運ばれた生き物を指す。すべての外来種が害をもたらすわけではなく、多くは新しい環境にうまくなじめず消えていく。しかし一部の種は、天敵がいない土地で急速に数を増やし、もとからいた生き物のえさや住みかを奪ってしまう。だから問題は「外から来たこと」そのものではなく、その種が生態系にどう作用するかにある。被害の大きい少数の種を見極め、そこに対策を集中させる姿勢が求められる。 この文章の主旨として最も適切なのはどれ?
正解: B) 外来種の問題は「外から来たこと」ではなく生態系への作用にあり、影響の大きい種を見極めて対策すべきだ。
文章は「すべてが害ではない」と断り、問題は由来ではなく生態系への作用にあると述べ、被害の大きい少数の種に対策を集中すべきだと結んでいます。よって主旨はB。Aは「すべて危険」を否定した本文と矛盾、Cは一部の種の説明を全体に広げすぎ、Dは本文の主張ではありません。
Q14
かつて船乗りにとって、長い航海での栄養不足は深刻な問題だった。とりわけ壊血病という病気は多くの命を奪った。十八世紀、ある医師が船員を分けて食事を変える試みを行い、柑橘類を与えた者だけが目立って回復することを見いだした。当時は原因物質こそ分からなかったが、この観察をもとに柑橘類を配る習慣が広まり、壊血病は大きく減った。のちに、その効き目はビタミンCによるものだと判明した。 文章によると、その医師の試みで実際に回復が見られたのはどの船員か?
正解: C) 柑橘類を与えられた船員。
本文は「柑橘類を与えた者だけが目立って回復することを見いだした」と明記しています。よってC。当時は原因物質(ビタミンC)が不明だったので錠剤(B)は誤り、A・Dは本文に述べられていません。
Q15
その地方では、春の初めにツバメが渡ってくると、まもなく田植えが始まると言い伝えられてきた。ツバメは暖かくなると北へ渡る習性があり、その到来は気温の上昇と重なりやすい。田植えもまた、水がぬるみ気温が安定するころに行われる。人々は長年の観察から、二つの出来事がほぼ同じ時期に起こることに気づいていた。 この文章から最も無理なく言えることはどれ?
正解: D) ツバメの到来と田植えは、どちらも暖かさという同じ季節の変化を反映している。
本文はツバメの到来も田植えも気温の上昇に結びつくと述べ、二つが同時期に起こると説明します。よって両者は共通の季節変化(暖かさ)を反映していると読めます(D)。Aは因果の取り違え、B・Cは本文に根拠のない飛躍です。
Q16
新しい技術は、しばしば「便利さ」だけが語られる。だが本当に問うべきなのは、その便利さを誰が手にし、誰が置き去りにされるのか、という点ではないだろうか。たとえば、あらゆる手続きがスマートフォンで完結する仕組みは、多くの人には快適でも、機器に不慣れな人には見えない壁になりうる。技術そのものの善しあしより、それがどう配られ、どんな人にどんな影響を及ぼすかを見つめること――そこにこそ、私たちが立ち止まって考える意味がある。 この文章における筆者の主な意図はどれ?
正解: A) 技術を便利さだけで語らず、誰に影響が及ぶかという視点で考えるよう促すこと。
筆者は「便利さだけが語られる」ことに疑問を投げかけ、便利さを誰が得て誰が置き去りにされるかを見つめる意味を説いています。意図はA。製品紹介(B)でも、技術の全否定(C)でも、特定の人への批判(D)でもありません。
次に取り組むこと
各段落の要点を一言でメモし、文章全体の主旨を自分の言葉でまとめる練習をしましょう。
選択肢ごとに、それを支える一文が本文にあるかを指さして確かめましょう。
短い文章を1日1本、まずは時間無制限で正確に読み取りましょう。
本診断は読解力の傾向を測る参考情報であり、能力を保証する公的資格ではありません。
基礎固めレベル
まずは基礎から。答えの根拠を本文の中から一つずつ指さして確かめると、読解はぐっと安定します。
もう一歩総合スコアと合格ライン
能力領域プロファイル
能力領域ごとのあなたのスコア(100点満点)
領域別の詳しい分析
文章全体が最も伝えたい中心的な考えをつかむ力です。個々の例に引きずられず、全体を貫く一文にまとめられると安定します。
文章に書かれている具体的な事実を正確に読み取る力です。本文の記述と選択肢を丁寧に照らし合わせると誤りが減ります。
直接は書かれていないが、本文から確かに導ける含みを読み取る力です。「ありえる」推測と「本文が支える」推論を区別することが要点です。
筆者が何のために書いたか、文章がどう組み立てられているかを見抜く力です。例や対比が果たす役割に注目すると読み取りやすくなります。
あなたの強み
最後まで読み通す姿勢があり、ここから積み上げられます。
身近な言い回しの文章では、意味を読み取れています。
解説を読み返せば、読み方をつかみ直せます。
伸びしろ
文章全体の主旨と、細かな一文とを結びつけて考えるのに不確かさが出やすいです。
本文に書かれていることと、自分の思い込みとが混ざりやすいです。
本文が支える範囲を、印象で超えて選んでしまうことがあります。
詳しい分析
この診断は読解力をいくつかのサブスキルで測ります。今回は基礎固めレベルですが、これは能力の限界ではなく、本文を根拠に読む習慣がまだ身についていないサインです。どのサブスキルから始めるとよいかは、上のプロファイルと設問ごとの正誤で確認できます。まずは間違えた設問の解説を読み、答えを支える一文を本文から探して線を引く——この練習から始めると、土台が安定します。
設問の解説
Q1
ミツバチは花の蜜を集めるとき、花から花へと移動する。その途中で、体についた花粉を別の花へ運ぶ。こうして多くの植物は実や種をつくることができる。つまりミツバチは、蜜を得るだけでなく、植物が子孫を残す手助けもしている。 この文章の主旨として最も適切なのはどれ?
正解: B) ミツバチは蜜を集めながら植物の受粉を助けている。
文章全体は、ミツバチが蜜を集める過程で花粉を運び、植物が実や種をつくる手助けをすることを述べています。よって主旨はB。Aは「だけ」が言い過ぎ、C・Dは文章で述べられていません。
Q2
ラクダは砂漠での暮らしに適した体を持つ。背中のこぶには脂肪が蓄えられており、食べ物が乏しいときのエネルギー源になる。また、長いまつげは砂ぼこりから目を守る。さらに、一度に大量の水を飲むこともできる。 文章によると、ラクダのこぶには何が蓄えられているか?
正解: C) 脂肪
本文に「背中のこぶには脂肪が蓄えられており」と明記されています。よってC。水は「飲む」と述べられていますがこぶに蓄えるとは書かれておらず、A・B・Dは本文と一致しません。
Q3
その朝、道路はぬれて光っていた。庭の木々からは水滴がしたたり、軒下には小さな水たまりができていた。空はまだ灰色の雲におおわれていたが、東の方は少しずつ明るくなってきていた。 この場面から最も強く読み取れることはどれ?
正解: A) 少し前まで雨が降っていた。
道路がぬれて光り、木々から水滴が落ち、水たまりができている描写は、直前まで雨が降っていたことを強く示します(A)。晴天とは矛盾(B)、季節や雪の情報(C・D)は本文にありません。
Q4
植物に水をやりすぎると、かえって根がいたむことがあります。土がいつも湿っていると、根が呼吸できずに弱ってしまうからです。ですから、土の表面が乾いてから水をやるようにしましょう。 この文章を書いた人の主な目的はどれ?
正解: D) 適切な水やりの仕方を読者に助言すること。
文章はやりすぎの害を説明し、「土の表面が乾いてから水をやりましょう」と読者に呼びかけています。目的は水やりの助言(D)。A・B・Cはいずれも本文の内容ではありません。
Q5
図書館は本を貸し出すだけの場所ではなくなってきている。多くの図書館では、静かに勉強できる机や、調べものを手伝う司書、地域の講座を開く部屋などが用意されている。子ども向けの読み聞かせ会を開く館もある。こうして図書館は、人々が集まり学び合う地域の拠点へと役割を広げている。 この文章が最も伝えたいことはどれ?
正解: C) 図書館は本の貸し出しにとどまらない地域の拠点になりつつある。
文章は具体例を挙げながら、図書館が貸し出し以外の機能を広げ「地域の拠点へと役割を広げている」と締めくくります。よって主旨はC。A・Dは本文にない断定、Bは一部の例を主旨と取り違えています。
Q6
月は自ら光っているのではなく、太陽の光を反射して輝いて見える。月が地球のまわりを回るにつれて、太陽に照らされる部分の見え方が変わり、満ち欠けが起こる。新月のときは、太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないため、月は暗く見える。満月のときは、その面がまるごと地球側を向く。 文章によると、新月のとき月が暗く見えるのはなぜか?
正解: A) 太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないから。
本文は「新月のときは、太陽に照らされた面が地球からほとんど見えないため、月は暗く見える」と述べています。よってA。月は自ら光らない(Bは誤り)、影や太陽の消灯(C・D)は本文に書かれていません。
Q7
新しいカフェは駅前に開店した。開店から数週間、店の前にはいつも順番を待つ人の列ができていた。近所の別の喫茶店では、昼の時間帯でも空いた席が目立つようになった。店主は「常連さんは変わらず来てくれるが、通りすがりのお客さんが減った」と話す。 この文章から最も無理なく読み取れることはどれ?
正解: B) 新しいカフェの開店が、近所の喫茶店の客足に影響した可能性が高い。
新しいカフェに行列ができた一方で、近所の店は空席が増え「通りすがりの客が減った」とあります。時期の重なりから、開店が客足に影響した可能性が高いと読めます(B)。Aは根拠なし、Cは「完全に」が言い過ぎ、Dは本文から断定できません。
Q8
地震が起きたとき、まず身を守ることが大切だ。丈夫な机があれば、その下に入って頭を守ろう。あわてて外へ飛び出すと、割れた窓ガラスや落ちてくる物でかえって危険なことがある。揺れがおさまってから、落ち着いて避難経路を確かめよう。 この文章の主な目的として最も適切なのはどれ?
正解: B) 地震のときにとるべき行動を読者に指示すること。
文章は「身を守ろう」「飛び出すな」「揺れがおさまってから避難経路を確かめよう」と、とるべき行動を順に指示しています。目的は行動指示(B)。仕組みの説明(A)や被害の記録(C)、机の紹介(D)ではありません。
Q9
かつて多くの町では、夜になると通りは真っ暗だった。街灯が広まると、人々は夜でも安心して外を歩けるようになり、店は営業時間を延ばした。夜間の移動が増え、暮らしのリズムそのものが変わっていった。一方で、明るすぎる夜が星空を見えにくくするという新たな課題も生まれた。 この文章が全体として述べていることはどれ?
正解: D) 街灯の普及は暮らしを変える一方で、新たな課題も生んだ。
文章は、街灯が安全や営業時間、生活リズムを変えた利点を述べたうえで、星空が見えにくくなる課題にも触れ、両面を示しています。よって全体の主旨はD。A・B・Cは本文にない断定です。
Q10
氷は水が凍ったものだが、変わった性質を持つ。多くの物質は固体になると液体より重くなるのに、氷は水より軽く、水に浮かぶ。これは、水が凍るときに分子がすきまの多い構造をつくり、体積が増えるためである。だから冬でも、池は表面から凍り、底の水は凍らずに残る。 文章によると、氷が水に浮かぶのはなぜか?
正解: D) 凍るときに体積が増え、水より軽くなるから。
本文は「水が凍るときに分子がすきまの多い構造をつくり、体積が増える」ため氷は水より軽く浮かぶと説明しています。よってD。氷は水より軽い(Bは逆)、表面から凍る(Cは逆)、温度の話(A)は述べられていません。
Q11
ある村では、長く同じ品種のジャガイモだけを畑いっぱいに植えていた。ある年、その品種だけを枯らす病気が広がると、村の収穫はほぼ全滅してしまった。翌年から村人たちは、性質のちがう何種類ものジャガイモを分けて植えるようになった。 この経験から村人が学んだと最も無理なく言えることはどれ?
正解: C) 作物を一種類にしぼると、災害で大きな損失を受けやすい。
一品種だけに頼って全滅した後、複数品種に切り替えた流れから、単一化は災害に弱いという教訓を学んだと読めます(C)。Dはその逆、Bは本文に根拠がなく、Aは言い過ぎです。
Q12
「時間を守れないなんて、あなたはいつもだらしがない」。こう言われると、言われた側は責められたと感じ、話し合いは進みにくい。同じ場面でも「待っていて少し不安だった」と自分の気持ちを伝えれば、相手を追いつめずにすむ。伝え方ひとつで、会話の行き先は大きく変わるのだ。 この文章で筆者が「あなたはいつもだらしがない」という例を挙げた意図はどれ?
正解: A) 相手を責める言い方が話し合いを妨げることを示すため。
筆者はこの言い方を「責められたと感じ、話し合いが進みにくい」悪い例として示し、直後によりよい言い方と対比しています。意図はA。すすめている(C)のではなく、証明(B)や性格分析(D)でもありません。
Q13
外来種とは、人の活動によって本来の生息地の外へ運ばれた生き物を指す。すべての外来種が害をもたらすわけではなく、多くは新しい環境にうまくなじめず消えていく。しかし一部の種は、天敵がいない土地で急速に数を増やし、もとからいた生き物のえさや住みかを奪ってしまう。だから問題は「外から来たこと」そのものではなく、その種が生態系にどう作用するかにある。被害の大きい少数の種を見極め、そこに対策を集中させる姿勢が求められる。 この文章の主旨として最も適切なのはどれ?
正解: B) 外来種の問題は「外から来たこと」ではなく生態系への作用にあり、影響の大きい種を見極めて対策すべきだ。
文章は「すべてが害ではない」と断り、問題は由来ではなく生態系への作用にあると述べ、被害の大きい少数の種に対策を集中すべきだと結んでいます。よって主旨はB。Aは「すべて危険」を否定した本文と矛盾、Cは一部の種の説明を全体に広げすぎ、Dは本文の主張ではありません。
Q14
かつて船乗りにとって、長い航海での栄養不足は深刻な問題だった。とりわけ壊血病という病気は多くの命を奪った。十八世紀、ある医師が船員を分けて食事を変える試みを行い、柑橘類を与えた者だけが目立って回復することを見いだした。当時は原因物質こそ分からなかったが、この観察をもとに柑橘類を配る習慣が広まり、壊血病は大きく減った。のちに、その効き目はビタミンCによるものだと判明した。 文章によると、その医師の試みで実際に回復が見られたのはどの船員か?
正解: C) 柑橘類を与えられた船員。
本文は「柑橘類を与えた者だけが目立って回復することを見いだした」と明記しています。よってC。当時は原因物質(ビタミンC)が不明だったので錠剤(B)は誤り、A・Dは本文に述べられていません。
Q15
その地方では、春の初めにツバメが渡ってくると、まもなく田植えが始まると言い伝えられてきた。ツバメは暖かくなると北へ渡る習性があり、その到来は気温の上昇と重なりやすい。田植えもまた、水がぬるみ気温が安定するころに行われる。人々は長年の観察から、二つの出来事がほぼ同じ時期に起こることに気づいていた。 この文章から最も無理なく言えることはどれ?
正解: D) ツバメの到来と田植えは、どちらも暖かさという同じ季節の変化を反映している。
本文はツバメの到来も田植えも気温の上昇に結びつくと述べ、二つが同時期に起こると説明します。よって両者は共通の季節変化(暖かさ)を反映していると読めます(D)。Aは因果の取り違え、B・Cは本文に根拠のない飛躍です。
Q16
新しい技術は、しばしば「便利さ」だけが語られる。だが本当に問うべきなのは、その便利さを誰が手にし、誰が置き去りにされるのか、という点ではないだろうか。たとえば、あらゆる手続きがスマートフォンで完結する仕組みは、多くの人には快適でも、機器に不慣れな人には見えない壁になりうる。技術そのものの善しあしより、それがどう配られ、どんな人にどんな影響を及ぼすかを見つめること――そこにこそ、私たちが立ち止まって考える意味がある。 この文章における筆者の主な意図はどれ?
正解: A) 技術を便利さだけで語らず、誰に影響が及ぶかという視点で考えるよう促すこと。
筆者は「便利さだけが語られる」ことに疑問を投げかけ、便利さを誰が得て誰が置き去りにされるかを見つめる意味を説いています。意図はA。製品紹介(B)でも、技術の全否定(C)でも、特定の人への批判(D)でもありません。
次に取り組むこと
設問に答える前に、答えの根拠になりそうな一文に線を引く習慣をつけましょう。
各段落を「何について書いてあるか」ひと言で言いかえる練習をしましょう。
やさしい短い文章を1日1本、答え合わせと解説の読み直しをセットで続けましょう。
本診断は読解力の傾向を測る参考情報であり、能力を保証する公的資格ではありません。
こんな方におすすめ
文章を正確に読み解く力を測りたい人、試験の長文読解や実務の読み取りを鍛えたい人。
結果の見方
総合スコアと到達レベル、4つのサブスキルプロファイル、設問ごとの正誤と解説、強みと伸びしろ、次に取り組む学習ステップを表示します。
このアセスメントは 1 セクション、16 問です。
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