前提から結論へ根拠をたどって考える、安定した推論力です。
演繹推論テスト Vol.1
演繹推論の力を、三段論法・条件対偶・順序推論・量化否定の4サブスキル16問で数値化。正誤採点で総合スコアと到達レベルを判定し、サブスキル別の到達度、設問ごとの正誤と解説、強み・伸びしろ、学習ステップを提示します。
三段論法・条件対偶・順序推論・量化否定の4つのサブスキルを16問で深掘りする、演繹推論に特化したテストです。正誤を採点して総合スコアと到達レベルを判定し、サブスキル別プロファイル(レーダー)、設問ごとの正誤と解説、強み・伸びしろ、学習プランを表示します。所要5〜8分。
この診断で何が分かるか
テスト結果
16問の正誤から判定した到達レベル
推論の土台はあります。前提のつなぎ方を整えると伸びます。
論理の言葉づかいに慣れることから。図で確かめる習慣で安定します。
結果レポートの例
習熟レベル
前提から結論へ、根拠をたどって考える力が安定しています。
合格総合スコアと合格ライン
能力領域プロファイル
能力領域ごとのあなたのスコア(100点満点)
領域別の詳しい分析
「すべて/一部」を含む前提から、包含関係をたどって確実に言えることを導く力です。逆向きの主張に引きずられないことが要点です。
「もし〜ならば」の条件文を正しく扱う力です。前件肯定と対偶は妥当ですが、後件肯定・前件否定は無効だと見分けられると安定します。
「〜より大きい/速い」などの推移的な関係から、順序や配置を組み立てる力です。条件を一列に並べ直すと確実に解けます。
「すべて・一部・〜でない」の量化と否定を正確に扱う力です。否定の作用域を取り違えないことが要点です。
あなたの強み
根拠を確かめ、確実に言えることを選ぶ姿勢が身についています。
前提と結論のつながりを、落ち着いて見極められています。
時間内に最後まで集中して取り組めています。
次の挑戦
全問正解、お見事です。次はより難度の高い問題に挑戦してみましょう。
制限時間を短く設定し、速さと正確さの両立を狙いましょう。
否定・逆・対偶などの形式を、人に説明できるレベルまで深めましょう。
詳しい分析
このテストは論理的思考を複数の能力領域で測ります。あなたは習熟レベルに到達し、前提が保証する範囲を見極めて結論を選ぶ力が安定しています。各領域の得意・不得意は、上のレーダーと設問ごとの正誤でそのまま確認できます。取りこぼした設問があれば、その解説で「なぜその選択肢が正しいか」をたどり直すと、次は満点が狙えます。逆向きの誤りや過剰な一般化に引きずられないことを意識し続けましょう。
設問の解説
Q1
すべての哺乳類は脊椎動物である。すべてのクジラは哺乳類である。必ず正しい結論はどれ?
正解: B) すべてのクジラは脊椎動物である。
包含関係の推移です。クジラ⊆哺乳類⊆脊椎動物なので、すべてのクジラは必ず脊椎動物です(B)。Aは逆向き、Cは前提と矛盾、Dは限定しすぎで、いずれも保証されません。
Q2
「ボタンを押せばランプが点く」。ボタンを押した。必ず正しいのはどれ?
正解: A) ランプが点く。
条件文の肯定式(前件肯定)です。前件「押した」が成り立つので、後件「点く」が必ず言えます(A)。Cは後件から前件を導く誤り(後件肯定)で、この向きは保証されません。
Q3
みかんはりんごより重い。りんごはぶどうより重い。必ず正しいのはどれ?
正解: C) みかんはぶどうより重い。
「〜より重い」は推移的です。みかん>りんご>ぶどう より、みかん>ぶどう(C)。Aは逆、Bは最重がみかんなので誤り、Dは等しいと言える根拠がありません。
Q4
「この箱の中のボールはすべて赤い」の論理的な否定はどれ?
正解: D) 少なくとも一つ、赤くないボールがある。
「すべてが赤い」の否定は「少なくとも一つは赤くない」(D)。A・Bは反対(すべて赤くない)であって否定ではなく、Cは元の主張と両立するため否定になりません。
Q5
すべての消防士は勇敢である。一部の市民は消防士である。必ず正しいのはどれ?
正解: A) 一部の市民は勇敢である。
一部の市民は消防士=勇敢なので、一部の市民は勇敢です(A)。Bは「すべて」に強めすぎ、Cは逆向き、Dは前提と矛盾で、いずれも前提が保証する範囲を超えます。
Q6
「鍵が正しければドアは開く」。ドアは開かなかった。必ず正しいのはどれ?
正解: C) 鍵は正しくなかった。
対偶です。「開かない」→「鍵は正しくない」。もし鍵が正しければ開いていたはずなので、開かなかった以上、鍵は正しくありません(C)。Bは前提にない事情の推測で保証されません。
Q7
太郎は次郎より背が高い。三郎は太郎より背が高い。次郎は四郎より背が高い。最も背が高いのは誰?
正解: C) 三郎
三郎>太郎>次郎、かつ次郎>四郎。まとめると三郎>太郎>次郎>四郎。最も高いのは三郎(C)。四郎は最も低いのでDは誤りです。
Q8
「一部の社員は在宅勤務だ」の論理的な否定はどれ?
正解: B) どの社員も在宅勤務ではない。
「一部は〜だ(少なくとも一人いる)」の否定は「一人もいない(すべて〜でない)」(B)。Aは「別の一部が〜でない」と言うだけで元と両立し、Dも同様に否定になりません。Cは反対方向です。
Q9
すべての金属は電気を通す。ゴムは電気を通さない。必ず正しいのはどれ?
正解: D) ゴムは金属ではない。
対偶を使う三段論法です。金属→電気を通す の対偶は「電気を通さない→金属でない」。ゴムは電気を通さないので金属ではありません(D)。Cは逆で、金属以外にも導体はあり得るため保証されません。
Q10
「試験に合格すれば入学できる。入学できれば奨学金の申請ができる。」ミナは試験に合格した。必ず正しいのはどれ?
正解: B) ミナは奨学金の申請ができる。
条件を二段つなげます。合格→入学→申請可 なので、合格したミナは申請ができます(B)。Aは「申請できる」と「もらえる」を混同しており、受給までは保証されません。
Q11
5人が横一列に並ぶ。AはBの右隣。CはBの左側のどこか。DはAの右隣。並び順として必ず正しいのはどれ?(左から右へ)
正解: A) Cは必ずAより左にいる。
左からの順序は C … B, A, D の並びが確定します(AはBの右隣、DはAの右隣、CはBより左)。よってCは必ずAより左(A)。Dの右にEが来る余地があるためBは不確定、Cの左にEが来る余地があるためCも不確定、Aとの間にBが挟まるのでDも不確定です。
Q12
「このクラスの全員が数学と英語の両方が得意だ」が偽だと分かった。必ず正しいのはどれ?
正解: C) 少なくとも一人は、数学か英語の少なくとも一方が苦手だ。
「全員が(数学かつ英語)が得意」の否定は「少なくとも一人は(数学かつ英語)が得意でない」=「その人は数学か英語の少なくとも一方が苦手」(C)。A・B・Dは「全員」や片方の全否定まで踏み込みすぎで保証されません。
Q13
「すべての惑星は自ら光る。地球は惑星である。ゆえに地球は自ら光る。」この推論の評価として最も適切なのは?
正解: C) 推論の形式は妥当だが、前提『すべての惑星は自ら光る』が事実として誤っている。
三段論法の形式は妥当で、前提が真なら結論も導けます。問題は前提『すべての惑星は自ら光る』が事実として誤っている点で、妥当性(形式)と前提の真偽は別物です(C)。地球は惑星なのでDも誤りです。
Q14
「本物であれば刻印がある」。ある品を調べると刻印があった。この事実だけから必ず言えるのはどれ?
正解: D) この事実だけでは本物かどうか決められない。
「本物→刻印あり」からは、刻印の有無だけで本物とは断定できません(偽物にも刻印を付けられる=後件肯定は無効)。よって決められない(D)。Aは後件肯定の誤り、Cは対偶をとり違えています(正しい対偶は『刻印がなければ本物でない』)。
Q15
4チームの順位について次が分かっている。「赤は青より上位」「青は緑より上位」「黄は赤より下位ではない」。同順位はない。1位は必ずどのチーム?
正解: B) 黄
赤>青>緑(上位=数字が小さい)。「黄は赤より下位ではない」かつ同順位なしより黄>赤。よって黄>赤>青>緑となり、1位は必ず黄(B)。赤は黄より下なのでAは誤り、順位は一意に定まるのでDも誤りです。
Q16
「クラス全員が読んだ本が(少なくとも一冊)存在する」という文の否定として最も適切なのはどれ?(作用域に注意)
正解: B) どの本についても、それを読んでいない生徒が少なくとも一人いる。
元の文は「そういう本が存在する(∃本 ∀生徒が読んだ)」という存在の主張です。その否定は「そんな本は一冊もない」=どの本をとっても、それを読んでいない生徒が少なくとも一人いる(B)。Aは本を一冊に固定して『全員が』だけを否定したもので、『存在する』の部分を否定できていないため誤り。Cは強すぎる別の主張、Dは無関係です。
次に取り組むこと
間違えた設問の解説で「なぜその選択肢が正しいか」をたどり直しましょう。
否定・逆・対偶を区別する練習で、形式の切り替えでの取りこぼしをなくしましょう。
制限時間付きで解き、正確さを保ったまま解答速度を上げましょう。
本テストは論理的思考の傾向を測る参考情報であり、合否や能力を保証する公的資格ではありません。
発展途上レベル
推論の土台はあります。前提のつなぎ方を整えれば、一段上のスコアが見えてきます。
もう一歩総合スコアと合格ライン
能力領域プロファイル
能力領域ごとのあなたのスコア(100点満点)
領域別の詳しい分析
「すべて/一部」を含む前提から、包含関係をたどって確実に言えることを導く力です。逆向きの主張に引きずられないことが要点です。
「もし〜ならば」の条件文を正しく扱う力です。前件肯定と対偶は妥当ですが、後件肯定・前件否定は無効だと見分けられると安定します。
「〜より大きい/速い」などの推移的な関係から、順序や配置を組み立てる力です。条件を一列に並べ直すと確実に解けます。
「すべて・一部・〜でない」の量化と否定を正確に扱う力です。否定の作用域を取り違えないことが要点です。
あなたの強み
問題文を最後まで読み、選択肢を比べて考えられています。
身近な例に置き換えて、考える糸口をつかめています。
理解できた設問では、根拠をたどって正解に届いています。
伸びしろ
「すべて/一部」「〜でない」など、量や否定の言葉の扱いで迷いが出ます。
結論を急ぎ、前提が保証する範囲を超えて選んでしまうことがあります。
条件が重なると、整理が追いつかず取りこぼしが出ます。
詳しい分析
このテストは論理的思考を複数の能力領域で測ります。あなたは発展途上レベルで、推論の土台はできています。どの領域に伸びしろがあるかは、上のレーダーと設問ごとの正誤で確認できます。間違えた設問は、前提を入れ子の図に描き、「必ず成り立つ/成り立つかもしれない/成り立たない」を分けてから解説を読み直すと、同じ型の誤りが減ります。
設問の解説
Q1
すべての哺乳類は脊椎動物である。すべてのクジラは哺乳類である。必ず正しい結論はどれ?
正解: B) すべてのクジラは脊椎動物である。
包含関係の推移です。クジラ⊆哺乳類⊆脊椎動物なので、すべてのクジラは必ず脊椎動物です(B)。Aは逆向き、Cは前提と矛盾、Dは限定しすぎで、いずれも保証されません。
Q2
「ボタンを押せばランプが点く」。ボタンを押した。必ず正しいのはどれ?
正解: A) ランプが点く。
条件文の肯定式(前件肯定)です。前件「押した」が成り立つので、後件「点く」が必ず言えます(A)。Cは後件から前件を導く誤り(後件肯定)で、この向きは保証されません。
Q3
みかんはりんごより重い。りんごはぶどうより重い。必ず正しいのはどれ?
正解: C) みかんはぶどうより重い。
「〜より重い」は推移的です。みかん>りんご>ぶどう より、みかん>ぶどう(C)。Aは逆、Bは最重がみかんなので誤り、Dは等しいと言える根拠がありません。
Q4
「この箱の中のボールはすべて赤い」の論理的な否定はどれ?
正解: D) 少なくとも一つ、赤くないボールがある。
「すべてが赤い」の否定は「少なくとも一つは赤くない」(D)。A・Bは反対(すべて赤くない)であって否定ではなく、Cは元の主張と両立するため否定になりません。
Q5
すべての消防士は勇敢である。一部の市民は消防士である。必ず正しいのはどれ?
正解: A) 一部の市民は勇敢である。
一部の市民は消防士=勇敢なので、一部の市民は勇敢です(A)。Bは「すべて」に強めすぎ、Cは逆向き、Dは前提と矛盾で、いずれも前提が保証する範囲を超えます。
Q6
「鍵が正しければドアは開く」。ドアは開かなかった。必ず正しいのはどれ?
正解: C) 鍵は正しくなかった。
対偶です。「開かない」→「鍵は正しくない」。もし鍵が正しければ開いていたはずなので、開かなかった以上、鍵は正しくありません(C)。Bは前提にない事情の推測で保証されません。
Q7
太郎は次郎より背が高い。三郎は太郎より背が高い。次郎は四郎より背が高い。最も背が高いのは誰?
正解: C) 三郎
三郎>太郎>次郎、かつ次郎>四郎。まとめると三郎>太郎>次郎>四郎。最も高いのは三郎(C)。四郎は最も低いのでDは誤りです。
Q8
「一部の社員は在宅勤務だ」の論理的な否定はどれ?
正解: B) どの社員も在宅勤務ではない。
「一部は〜だ(少なくとも一人いる)」の否定は「一人もいない(すべて〜でない)」(B)。Aは「別の一部が〜でない」と言うだけで元と両立し、Dも同様に否定になりません。Cは反対方向です。
Q9
すべての金属は電気を通す。ゴムは電気を通さない。必ず正しいのはどれ?
正解: D) ゴムは金属ではない。
対偶を使う三段論法です。金属→電気を通す の対偶は「電気を通さない→金属でない」。ゴムは電気を通さないので金属ではありません(D)。Cは逆で、金属以外にも導体はあり得るため保証されません。
Q10
「試験に合格すれば入学できる。入学できれば奨学金の申請ができる。」ミナは試験に合格した。必ず正しいのはどれ?
正解: B) ミナは奨学金の申請ができる。
条件を二段つなげます。合格→入学→申請可 なので、合格したミナは申請ができます(B)。Aは「申請できる」と「もらえる」を混同しており、受給までは保証されません。
Q11
5人が横一列に並ぶ。AはBの右隣。CはBの左側のどこか。DはAの右隣。並び順として必ず正しいのはどれ?(左から右へ)
正解: A) Cは必ずAより左にいる。
左からの順序は C … B, A, D の並びが確定します(AはBの右隣、DはAの右隣、CはBより左)。よってCは必ずAより左(A)。Dの右にEが来る余地があるためBは不確定、Cの左にEが来る余地があるためCも不確定、Aとの間にBが挟まるのでDも不確定です。
Q12
「このクラスの全員が数学と英語の両方が得意だ」が偽だと分かった。必ず正しいのはどれ?
正解: C) 少なくとも一人は、数学か英語の少なくとも一方が苦手だ。
「全員が(数学かつ英語)が得意」の否定は「少なくとも一人は(数学かつ英語)が得意でない」=「その人は数学か英語の少なくとも一方が苦手」(C)。A・B・Dは「全員」や片方の全否定まで踏み込みすぎで保証されません。
Q13
「すべての惑星は自ら光る。地球は惑星である。ゆえに地球は自ら光る。」この推論の評価として最も適切なのは?
正解: C) 推論の形式は妥当だが、前提『すべての惑星は自ら光る』が事実として誤っている。
三段論法の形式は妥当で、前提が真なら結論も導けます。問題は前提『すべての惑星は自ら光る』が事実として誤っている点で、妥当性(形式)と前提の真偽は別物です(C)。地球は惑星なのでDも誤りです。
Q14
「本物であれば刻印がある」。ある品を調べると刻印があった。この事実だけから必ず言えるのはどれ?
正解: D) この事実だけでは本物かどうか決められない。
「本物→刻印あり」からは、刻印の有無だけで本物とは断定できません(偽物にも刻印を付けられる=後件肯定は無効)。よって決められない(D)。Aは後件肯定の誤り、Cは対偶をとり違えています(正しい対偶は『刻印がなければ本物でない』)。
Q15
4チームの順位について次が分かっている。「赤は青より上位」「青は緑より上位」「黄は赤より下位ではない」。同順位はない。1位は必ずどのチーム?
正解: B) 黄
赤>青>緑(上位=数字が小さい)。「黄は赤より下位ではない」かつ同順位なしより黄>赤。よって黄>赤>青>緑となり、1位は必ず黄(B)。赤は黄より下なのでAは誤り、順位は一意に定まるのでDも誤りです。
Q16
「クラス全員が読んだ本が(少なくとも一冊)存在する」という文の否定として最も適切なのはどれ?(作用域に注意)
正解: B) どの本についても、それを読んでいない生徒が少なくとも一人いる。
元の文は「そういう本が存在する(∃本 ∀生徒が読んだ)」という存在の主張です。その否定は「そんな本は一冊もない」=どの本をとっても、それを読んでいない生徒が少なくとも一人いる(B)。Aは本を一冊に固定して『全員が』だけを否定したもので、『存在する』の部分を否定できていないため誤り。Cは強すぎる別の主張、Dは無関係です。
次に取り組むこと
前提を「入れ子の図」に描き、包含関係を目で確かめてから結論を選びましょう。
選択肢を「必ず成り立つ/成り立つかもしれない/成り立たない」の3つに仕分ける練習をしましょう。
基本問題を1日5問、まずは時間無制限で正確に解きましょう。
本テストは論理的思考の傾向を測る参考情報であり、合否や能力を保証する公的資格ではありません。
基礎固めレベル
まずは基礎から。前提を一つずつ図にして確かめると、推論はぐっと安定します。
もう一歩総合スコアと合格ライン
能力領域プロファイル
能力領域ごとのあなたのスコア(100点満点)
領域別の詳しい分析
「すべて/一部」を含む前提から、包含関係をたどって確実に言えることを導く力です。逆向きの主張に引きずられないことが要点です。
「もし〜ならば」の条件文を正しく扱う力です。前件肯定と対偶は妥当ですが、後件肯定・前件否定は無効だと見分けられると安定します。
「〜より大きい/速い」などの推移的な関係から、順序や配置を組み立てる力です。条件を一列に並べ直すと確実に解けます。
「すべて・一部・〜でない」の量化と否定を正確に扱う力です。否定の作用域を取り違えないことが要点です。
あなたの強み
最後まで取り組む姿勢があり、ここから積み上げられます。
身近な言い回しの設問では、意味を読み取れています。
解説を読み返せば、考え方をつかみ直せます。
伸びしろ
「すべて・一部・〜でない」など、量や否定の言葉の扱いに不確かさが出やすいです。
規則や数量条件を見つける前に、手が止まりがちです。
前提が保証する範囲を、勢いで超えて選んでしまうことがあります。
詳しい分析
このテストは論理的思考を複数の能力領域で測ります。今回は基礎固めレベルですが、これは能力の限界ではなく、論理の言葉づかいにまだ慣れていないサインです。どの領域から始めるとよいかは、上のレーダーと設問ごとの正誤で確認できます。まずは間違えた設問の解説を音読し、前提を入れ子の円に描いて「必ず言えること」だけに印をつける——この練習から始めると、土台が安定します。
設問の解説
Q1
すべての哺乳類は脊椎動物である。すべてのクジラは哺乳類である。必ず正しい結論はどれ?
正解: B) すべてのクジラは脊椎動物である。
包含関係の推移です。クジラ⊆哺乳類⊆脊椎動物なので、すべてのクジラは必ず脊椎動物です(B)。Aは逆向き、Cは前提と矛盾、Dは限定しすぎで、いずれも保証されません。
Q2
「ボタンを押せばランプが点く」。ボタンを押した。必ず正しいのはどれ?
正解: A) ランプが点く。
条件文の肯定式(前件肯定)です。前件「押した」が成り立つので、後件「点く」が必ず言えます(A)。Cは後件から前件を導く誤り(後件肯定)で、この向きは保証されません。
Q3
みかんはりんごより重い。りんごはぶどうより重い。必ず正しいのはどれ?
正解: C) みかんはぶどうより重い。
「〜より重い」は推移的です。みかん>りんご>ぶどう より、みかん>ぶどう(C)。Aは逆、Bは最重がみかんなので誤り、Dは等しいと言える根拠がありません。
Q4
「この箱の中のボールはすべて赤い」の論理的な否定はどれ?
正解: D) 少なくとも一つ、赤くないボールがある。
「すべてが赤い」の否定は「少なくとも一つは赤くない」(D)。A・Bは反対(すべて赤くない)であって否定ではなく、Cは元の主張と両立するため否定になりません。
Q5
すべての消防士は勇敢である。一部の市民は消防士である。必ず正しいのはどれ?
正解: A) 一部の市民は勇敢である。
一部の市民は消防士=勇敢なので、一部の市民は勇敢です(A)。Bは「すべて」に強めすぎ、Cは逆向き、Dは前提と矛盾で、いずれも前提が保証する範囲を超えます。
Q6
「鍵が正しければドアは開く」。ドアは開かなかった。必ず正しいのはどれ?
正解: C) 鍵は正しくなかった。
対偶です。「開かない」→「鍵は正しくない」。もし鍵が正しければ開いていたはずなので、開かなかった以上、鍵は正しくありません(C)。Bは前提にない事情の推測で保証されません。
Q7
太郎は次郎より背が高い。三郎は太郎より背が高い。次郎は四郎より背が高い。最も背が高いのは誰?
正解: C) 三郎
三郎>太郎>次郎、かつ次郎>四郎。まとめると三郎>太郎>次郎>四郎。最も高いのは三郎(C)。四郎は最も低いのでDは誤りです。
Q8
「一部の社員は在宅勤務だ」の論理的な否定はどれ?
正解: B) どの社員も在宅勤務ではない。
「一部は〜だ(少なくとも一人いる)」の否定は「一人もいない(すべて〜でない)」(B)。Aは「別の一部が〜でない」と言うだけで元と両立し、Dも同様に否定になりません。Cは反対方向です。
Q9
すべての金属は電気を通す。ゴムは電気を通さない。必ず正しいのはどれ?
正解: D) ゴムは金属ではない。
対偶を使う三段論法です。金属→電気を通す の対偶は「電気を通さない→金属でない」。ゴムは電気を通さないので金属ではありません(D)。Cは逆で、金属以外にも導体はあり得るため保証されません。
Q10
「試験に合格すれば入学できる。入学できれば奨学金の申請ができる。」ミナは試験に合格した。必ず正しいのはどれ?
正解: B) ミナは奨学金の申請ができる。
条件を二段つなげます。合格→入学→申請可 なので、合格したミナは申請ができます(B)。Aは「申請できる」と「もらえる」を混同しており、受給までは保証されません。
Q11
5人が横一列に並ぶ。AはBの右隣。CはBの左側のどこか。DはAの右隣。並び順として必ず正しいのはどれ?(左から右へ)
正解: A) Cは必ずAより左にいる。
左からの順序は C … B, A, D の並びが確定します(AはBの右隣、DはAの右隣、CはBより左)。よってCは必ずAより左(A)。Dの右にEが来る余地があるためBは不確定、Cの左にEが来る余地があるためCも不確定、Aとの間にBが挟まるのでDも不確定です。
Q12
「このクラスの全員が数学と英語の両方が得意だ」が偽だと分かった。必ず正しいのはどれ?
正解: C) 少なくとも一人は、数学か英語の少なくとも一方が苦手だ。
「全員が(数学かつ英語)が得意」の否定は「少なくとも一人は(数学かつ英語)が得意でない」=「その人は数学か英語の少なくとも一方が苦手」(C)。A・B・Dは「全員」や片方の全否定まで踏み込みすぎで保証されません。
Q13
「すべての惑星は自ら光る。地球は惑星である。ゆえに地球は自ら光る。」この推論の評価として最も適切なのは?
正解: C) 推論の形式は妥当だが、前提『すべての惑星は自ら光る』が事実として誤っている。
三段論法の形式は妥当で、前提が真なら結論も導けます。問題は前提『すべての惑星は自ら光る』が事実として誤っている点で、妥当性(形式)と前提の真偽は別物です(C)。地球は惑星なのでDも誤りです。
Q14
「本物であれば刻印がある」。ある品を調べると刻印があった。この事実だけから必ず言えるのはどれ?
正解: D) この事実だけでは本物かどうか決められない。
「本物→刻印あり」からは、刻印の有無だけで本物とは断定できません(偽物にも刻印を付けられる=後件肯定は無効)。よって決められない(D)。Aは後件肯定の誤り、Cは対偶をとり違えています(正しい対偶は『刻印がなければ本物でない』)。
Q15
4チームの順位について次が分かっている。「赤は青より上位」「青は緑より上位」「黄は赤より下位ではない」。同順位はない。1位は必ずどのチーム?
正解: B) 黄
赤>青>緑(上位=数字が小さい)。「黄は赤より下位ではない」かつ同順位なしより黄>赤。よって黄>赤>青>緑となり、1位は必ず黄(B)。赤は黄より下なのでAは誤り、順位は一意に定まるのでDも誤りです。
Q16
「クラス全員が読んだ本が(少なくとも一冊)存在する」という文の否定として最も適切なのはどれ?(作用域に注意)
正解: B) どの本についても、それを読んでいない生徒が少なくとも一人いる。
元の文は「そういう本が存在する(∃本 ∀生徒が読んだ)」という存在の主張です。その否定は「そんな本は一冊もない」=どの本をとっても、それを読んでいない生徒が少なくとも一人いる(B)。Aは本を一冊に固定して『全員が』だけを否定したもので、『存在する』の部分を否定できていないため誤り。Cは強すぎる別の主張、Dは無関係です。
次に取り組むこと
「すべて・一部・〜でない」をイラストや図で確かめる、基礎の言いかえ練習から始めましょう。
前提を入れ子の円に描き、確実に言えることだけに印をつけましょう。
やさしい基本問題を1日3問、答え合わせと解説の音読をセットで続けましょう。
本テストは論理的思考の傾向を測る参考情報であり、合否や能力を保証する公的資格ではありません。
こんな方におすすめ
演繹的な推論力を集中的に鍛えたい人、就職・進学の適性検査で論理問題の対策をしたい人。
結果の見方
総合スコアと到達レベル、4つのサブスキルプロファイル、設問ごとの正誤と解説、強みと伸びしろ、次に取り組む学習ステップを表示します。
このアセスメントは 1 セクション、16 問です。
回答開始後は言語の切替ができません。必要であれば開始前に言語を切り替えてください。